09.カラーミーのギガプランでGAをEC用に設定
サンクトガーレンのサイトでショッピング機能として採用しているカラーミーショップのプランを「ライトプラン」から「ギガプラン」にアップグレードしたので、Googleアナリティクスで商品名や個数、金額などを分析できるようになりました!(ライトプランでは売れた回数しか計測できなかったのです...)
ColorMeのギガプランでのGoogleアナリティクス設定方法
1. ライトプランのコンバージョンタグを削除
「07.カラーミーのショップへGoogle Analyticsを導入」のページに書いたように、ライトプランの時は購入完了ページに単純なタグを入れていました。商品名や金額などの情報を動的に参照する仕組みはライトプランでは提供されていないので、イベントトラッキングや完了ページのURLを条件として(購入を表す)「目標」を設定することしかできませんでした。
上位のギガプランでは、購買情報を含むGA用タグが自動で挿入されます。その結果、タグがダブってコンフリクトするので、コンバージョンタグの設定からGAのタグを削除する必要があります。
カラーミーショップ管理画面の「コンバージョンタグ設定」でタグを編集できます。
2. GAのプロパティIDをセット
カラーミーのGA eコマース設定ページにアクセスし、GAのプロパティIDを入力します。
図:カラーミーのGA設定でプロパティIDを設定する:
これで、購入完了ページに、売れた商品の名前やカテゴリ、金額、個数などのデータがセットされるEC向けGAタグが挿入されるようになります。
3. GAのタグを入れる
ライトプランの時は仕方なくbody内にGAのタグを入れていましたが、ギガプランではhead内にタグを入れられます。
早速GAタグを移動するため、テンプレートHTMLの編集画面からGAのタグを削除し、「ショップ情報設定」の中にある「タイトル要素・メタ要素」の編集画面にGAのタグを入れました。
図:カラーミーのheadタグ編集画面:
head内に移動するのが必ずしも正解とは限らないので、ご注意。headではなくテンプレートにタグを入れると、テンプレート毎にカスタム変数をセットするなど、細かい制御ができます。head内にタグを入れるのは設定が一カ所で済むので楽で、解析のパフォーマンス的にも少し有利です。
このサイトではあまり複雑なカスタマイズをしないので、テンプレートを切り替えてもタグが消失しないというメリットの方を重視し、headに共通タグを入れることにしました。
クロスドメインの設定に注意!
ようやくまともなWeb解析ができるようになったので、クロスドメインの計測を検証してみたところ、ショッピングカートのサーバー(secure.shop-pro.jp)に移動した時点でセッションが切れてました。
原因は、_setDomainNameの設定でした。上記の2の設定の結果カラーミーが自動で挿入するGA用のタグでは、_setDomainNameが「shop-pro.jp」になっています。
自分で入れていたタグでは_setDomainNameを「.shop-pro.jp」と、最初にピリオドを入れていたので、Cookieが引き継がれていなかったようです。
ショッピングカートに自動挿入されるタグは変更できないので、3のステップでheadに入れたタグの方を編集して解決。
2013年9月22日追記:ついでにSiteCatalystのEC設定も行いました。
注文情報を取得するために工夫が必要です:「共通タグだけでGAやSiteCatalystでEC分析する方法」