WebCrew:ITリノベーション(2004〜2005)
受託(制作/コンサルティング)から事業会社側に移動した最初のプロジェクト。ベンチャーならではの猛スピードで矢継ぎ早に変革を推進。大きな成果はDellとOracleの事例になり、アシストのユーザー会で講演。日経からも取材を受け、大きな手応えを感じました。ITを活用した社内プロセス改善というキャリアパスが決定づけられました。
Mission
ベンチャーを設立して5年目。突貫工事の積み重ねで構築・運用の効率と品質が下がってきた。上場に向けて内部の体制を強化し、毎月一つずつ新規サイトを立ち上げ、かつ既存サービスの運用管理が破綻しないようにしてほしい。
取り組み
IT Directorとして社長に直レポート。2年弱の間に猛スピードでIT・制作部門の体制、システム、プロセスを刷新しました。
- 構築と運用の社内プロセスをWikiで明文化
- 工数管理システムを導入し、工数の見積精度をUP
- バグ管理システムを導入し、大量タスクの管理を強化
- オープンソース型の分散開発環境を導入し、社外リソースを活用可能に
- FTP手作業UPを廃止し、クリエイティブチーム管轄の静的ファイルを含めたリリース手順を自動化
- 開発物の部品化と仕様統一
- インフラを集約し、管理コスト削減
- Web CMSを導入し、更新の効率UP
- 自動テスト導入により、バグを早期発見可能に
- 開発フレームワークを構築し、開発の作業量を大幅削減
- Web解析ツールを導入し、クリエイティブとマーケティングの効果測定を可能に
結果
新規Webサイト立ち上げリードタイムを3分の2、運用コストを半分に圧縮することに成功。ボトルネックがマーケティング側に移動し、改善の逆提案が自然発生、開発・制作メンバーのモチベーションも向上。事例がメディアで取り上げられ、話題になりました。
関連資料
- Dellのサイトに掲載されたCase Study (PDF)
- アシストのユーザー会での講演資料