Google製CMS『Google Sites』のAPIが公開
2009年09月26日 00:53
Google SitesのData APIが公開されました。
これは地味にすごいです...。もはやエンタープライズWikiの延長ではなく、リポジトリ型のCMSとして成熟しました。
できること:
- ページ・コメント・添付ファイル・メタデータの抽出・作成・修正・削除
- 変更履歴の抽出
- 追加・修正・削除などのログ抽出
- ガジェットやクライアントツールの開発
管理画面上で人間ができることは何でも可能、ということでしょうか。
サイト全体のエクスポート・インポートツールも公開されました。
Google Sites Liberation (Import/Export tool)
なんと、サイトまるごとをダウンロードし、アップロードするとサイトが完全再現されるそうです。バックアップにもなります。
他のシステムとの連動や自動化など、一気に可能性が広がりました。サイトの管理システムではなく、構造化されたコンテンツ部品(テキストのかたまり)やドキュメントの保管リポジトリとして使い、他のCMSやWebアプリへデータ供給する、という使い方もできるかもしれません。
エンタープライズ級の高額CMSにしか無かった網羅性のあるAPIが無料CMSに実装された、と考えると、これは画期的です。