DAM=画像や動画専用のCMS
Web CMSはテキスト型のコンテンツをバージョン管理や権限設定、メタデータ付与などでしっかり管理しますが、画像や動画、FLASHファイルなどのメディアコンテンツに関してはWebサーバー上のディレクトリをブラウズし直接アップロードするUIを提供するだけで管理しない、という製品が多いようです。
Wikiの場合は、ページへ添付するファイルもバージョン管理をし、ページと同様のパーミッションが適用される製品があります。構造化や保管に関しては、一般的にCMSよりもWikiの方が得意ですね。CMSは編集や配信に力を入れるので、ファイル管理は疎かになりがちです。
本サイトが採用したWebnodeも同様で、エクスプローラ的なファイルブラウザを使って画像などを検索・アップロードします。 図:Webnodeのファイルブラウザ:サムネ画像を見ながら検索・閲覧・編集ができます。
メディアコンテンツはなぜ管理が必要なのか?
- ファイル名、更新日、ファイルサイズ以外のメタデータを保存したい
- 内容説明や担当者、制作者などをメモしておけば、末永く有効活用できる
- オリジナルのPSDファイルを探して作り直せる
- どのページに掲載されているのかを把握したい
- 分らないと削除できずにゴミが増えていく
- 類似コンテンツはまとめて管理したい
- サムネイル(縮小画像)や色違いバリエーションを除外して検索したい
- 変更を漏れなく適用したい
メディアコンテンツを管理する方法
- メディア専用CMS (DAM)を使う・・・ただし高価
- フリーの画像ギャラリーをDAM的に使う・・・オススメ。Web担当者Forumで10製品のレビュー記事を書きました。
- WebページにAPIでメディアを埋め込む・・・このサイトでも実践しています。